皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『電力システム改革～電力の広域融通～』について

電力システム改革のための電気事業法改正案ですが、
第１弾の柱である「電力の広域融通」について見てみたいと思います。

電力の広域融通とは、発電した電気を全国どこでも自由にやりとり
することを言います。

東日本大震災後に東京電力管内の電気不足を中部電力がカバー
できなかったことで、地域をまたいだ供給網の整備を求める声が
高まりました。

電気を融通するためには、周波数を変換しなければならないといった
課題があり、第１弾では、電力の広域運用機関を設置し、
周波数変換設備など、地域をまたぐ送電インフラの増強を担う。

平時から各電力会社の発電量を把握し、緊急時のたき増しや
需要の抑制を指示し、全国の電力を融通できるようにする。

電力の広域融通以外にも、企業が自家発電を使いやすくする
規定も入っています。

これは、自家発電した電気を送電網を使い自社工場へ送る場合、
これまでは電力会社の判断に委ねられていたものを、義務化にし、
使用料金を規制する内容となっています。

これらの電力システム改革第１弾は２０１５年～のスタートを目指します。

今後、「小売り参入の自由化」（第２弾）、「発送電分離」（第３弾）の法案
提出を目指しており、電力規制改革がどこまで進むか期待です。

中小企業も、規制改革をチャンスと捉え、チャレンジしていきたい
所ですね！

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