皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『東南アジアとの通貨交換協定～金融面からの関係強化～』について

日本は、インドネシア、フィリピンと外貨準備のドルを融通する通貨交換
協定を結んでいますが、資金枠を２倍に増やす他、マレーシア、シンガポール、
タイとも通貨交換協定の締結を目指しています。

通貨交換協定とは、国同士がそれぞれの外貨準備を活用して資金（主にドル）
を融通し合う取り決めのことをいいます。通貨の急落など、金融危機に備える
仕組みで、通貨スワップ協定とも呼ばれています。

協定を結んだ国は、危機に陥った国の通貨と引き換えに外貨を貸し出し、
為替市場の安定につなげます。

日本はアジアで中国、韓国、インドなどと２国間の通貨交換協定を結んで
いますが、韓国との協定については、１３０億ドルの内、３０億ドル分が
７月３日に有効期限を迎えたものの延長しなかったニュースなどで
皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。

通貨安に直面するアジア各国は為替介入の原資を増やせるメリットがあり、
日本としては、金融安全網の拡大と東南アジア各国と金融面から関係強化を
図り、東南アジア市場との結びつきを強めることを狙います。

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