皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『社会保障と税の一体改革～国民会議～』について

社会保障の充実・安定化とそのための安定財源確保と財政健全化の
同時達成を目指す「社会保障と税の一体改革」ですが、社会保障の
改革案が社会保障制度改革国民会議から提出されています。

今回はその内容のポイントについて見てみたいと思います。

◆医療関係
＜ポイント＞
国民健康保険（国保）をどう立て直すか？

・７０～７４歳の自己負担を現行の１割負担から２割負担へ引上げ。

・国保の運営を市町村から都道府県へ移管。医療体制の再構築も
併せて進めやすくするようにする。

・大企業健保の負担を加入者の数に応じた計算から総報酬割の全面
導入を行い、平均年収の高い大企業健保の負担支援金を増やす。

国保の赤字体質を改善するため、市町村から都道府県へ運営を移管し、
地域医療の改善も併せて行うと共に、平均年収の高い大企業健保の負担を
増やし赤字改善を図るイメージのようです。
ただ、浮いた公費を国保に導入する、といった方針は明確にされていません。

◆介護保険
＜ポイント＞
現状の１割負担に対して、自己負担割合をどの線引きで引き上げるか？

・高所得者を対象に自己負担を引上げ。

・軽度の要支援者を保険給付から分離。
→かわりに市町村の「（仮）地域包括推進事業」のサービスを提供

◆年金
＜ポイント＞
現行制度は維持した上での手直しとなってる。

・短期労働者への適用拡大。

・高所得者を対象に年金控除の縮小

・受給開始年齢の引き上げ

などとなっています。

国民会議から提出された報告書の骨格を閣議決定し、秋の臨時国会に
提出するとしています。

国民負担となる消費増税、社会保障改革と同時に、公費の削減も是非
踏み込んで議論して頂きたいと思います。

また、個人的に思うことですが、私たち自身も人生の過ごし方を考え直す
機会になればとも感じています。

いつまでも仕事で収入が得られ、健康な体を維持できればこの問題も
少しは軽減できるのではと思います。

平均寿命が伸び、社会と関われる時間が増える＝仕事を生きがいや
健康管理に使う道具に変えられる思考、への変化も併せて必要なのかも
しれませんね。

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