皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『第三セクターの抜本改革～最終年度～』について

国は経営不振の第三セクターや地方公社の整理を２００９年度からの
５年間で抜本的に行うとしてきましたが、なかなか進まない現状があります。

総務省によると、三セク、公社のうち２０１２年度決算（速報値）が経常赤字は
全体の略３分の１に当たる２，７０１法人、債務超過は３１４法人あるようです。

また、都道府県や市町村が三セク、公社に貸し出しや損失補償をしている
財政支援額は９兆５，２４３億円にまで上ります。

各自治体は、三セク等の破綻に伴って発生した多額の損失を「三セク債」の
発行により分割払いできるようにしてきましたが、三セク債の発行は抜本改革
期間の今年度までしか現状は認められておらず、今後、どう対処していくのか
もう一度抜本的な見直しが必要だと思料します。

国と自治体の間ではどのようにこの不良債権を処理していくのか、また、自治体
では、この不良資産をどう再生していくのか。。。

この検討スピードを上げていかなければ地方の自治体は更に財政が悪化し、
地方再生にも繋がりません。

民間の知恵と能力を活用し、民間を纏めるサポートとして自治体が関わる
仕組みをもっと推進していかなければ、この問題の解決につながらないものと
思料します。

また、民間も国や自治体が抱える問題に対してどんどん提案していくことも
重要になりそうですね！

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