皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『銀行融資は増えるのか？～金融庁検査の緩和～』について

日本銀行は金融緩和策として国債を金融機関から買い入れていますが、
その資金がなかなか企業に回っていないのが現状です。

全国銀行協会が発表した７月末の預金貸出金速報（信用金庫、信用組合
を除く）によると、預金残高は前年同月比３．９％増に対し、貸出残高は
３．３％増に留まっています。

そこで、金融庁は金融庁検査を緩和し、銀行が融資しやすくするよう
検査方針の変更を検討しているようです。

検査方針変更の最大のポイントは融資先の査定を銀行に任せるという点
です。

これまでは、金融庁検査で不良債権とみなされると銀行は貸し倒れリスクに
備え、引当金を積み増す必要がありました。

金融庁が銀行の自主判断を尊重することで、創業赤字が続くベンチャー企業や
技術力はあるものの、過去の投資失敗で含み損を抱える企業などに対して、
将来性を定性評価し融資しやすくすることを狙っています。

今回の方針転換が行われると、バランスシート重視の査定から損益重視の
査定に変わることが想定され、企業も儲かる事業（成長産業）への転換が
重要となります。

懸念材料としては、企業の将来性を銀行がどこまでみることができるのか？
があります。リスクを取る癖がついていない銀行がどこまで変われるのか。。。

決算書のスコアリング重視の姿勢から現場重視の姿勢へ再び戻ることが
できるのかも大切なポイントになるのではと感じています。

====================================
資金調達・新規事業・企業永続のことなら
クレド株式会社　森内　秀人

■本店：〒530-0001
大阪市北区梅田１丁目11番4号
大阪駅前第４ビル9階923-743号
■電話番号： 06-6105-2356
■FAX番号： 06-6345-7931
■Ｅ-ｍａｉｌ：moriuchi@credo-biz.com
■ホームページ：http://www.credo-biz.com/
====================================
中小企業を元気に！『変化へのチャレンジ』ブログ
https://www.credo-biz.com/?page_id=17