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『日本のコメ~輸出・加工品に活路~』

皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『日本のコメ~輸出・加工品に活路~』について

農林水産省の調査によると、2012年度の国民1人当たりのコメの
年間消費量(概算値)は56.3㎏と50年前に約半分となっています。

その要因ですが、人口減と洋食化が言われており、国内での需要
回復はなかなか見込めないのが現状です。

そこで、産地は海外への輸出に活路を求め、日本のコメ輸出量は、
2007年の940トンから2010年は1,898トンと3年で倍増。
しかし、近年は伸び悩みを抱えています。

国別の輸出先を見てみると、2012年は香港が最も多く、シンガポール
台湾と続く。

伸び悩みを抱える原因としては、価格面や表示の課題等が挙げられる。

価格面については「高いけれども、うまい」と言った評価はあるものの、
輸出先マーケットにおいては許容できる価格差にも限界があります。

また、表示についても、第三者にブランド名を商標登録がなされているため、
ブランド戦略の足枷になっていたり、原発事故の影響で一部の都県からの
輸入をストップされているなどの問題もあります。

コメに係る関税については、香港、シンガポール、オーストラリアでは既に
ゼロとなっていますが、環太平洋経済連携協定(TPP)が今後どのような
影響を与えるのか、また、どのような戦略を立てるかが重要となります。

関税がゼロになることで、価格差が許容できる範囲になる国に対しては
コメの輸出増が見込めますが、それに加え、コメの加工品である米菓や
日本酒など、付加価値を付けたもので需要を取り込む動きが必要に
なるように思料します。

日本のコメが海外需要を取り込む方法はまだまだ工夫が必要になりそう
ですね!

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