皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『中古住宅市場の活性化へ向けて～補助金～』について

人口の減少による新築需要の弱まりや、地方では空き家が増え、
防災や防犯面に課題がある等から、中古住宅市場の活性化に
向けた支援策が検討されています。

国土交通省は、これまでも省エネ化や耐震化に向けた改修工事に
対して補助金を出す他、中古住宅の購入後の検査で欠陥が見つかった
際に補償する「瑕疵保険」の導入などの支援策を行ってきましたが、
期待ほどの効果が出ていない面がありました。

そこで、来年度から始める制度では、住宅の性能を複数の観点から
評価し、長期的な保全にも目配りすることで、住宅の質を底上げする
支援策を行う予定。

改修工事では、耐震性や省エネの性能を強めるなど、一定の基準を
満たす住宅に対し、これまで最大５０万円を補助していましたが、
来年からの制度では１００～２００万円を補助する予定。

補助率は３分の１とし、１００万円を主軸とし、新築並みの高性能の
住宅には２００万円を出す方針。

支援対象の公募は来年２月に始める予定で、改修業者が国に制度活用を
申請し、改修する個人は業者を通じ補助金申請を行う。

国の審査が通れば、工事後に交付金を受け取れる仕組み。

他にも改修・転売時の登録免許税の軽減や築後２０年程度で木造戸建て
住宅の建物部分の「価値ゼロ」と見なす資産価値を、改修後は長持ち
させる等の支援策も折り込むとしています。

中古住宅市場では、ここ数年中古住宅を大規模な改修で再生した
「リノベーション」物件が増えており、若年層を中心に人気を集めています。

住宅関連の事業者は、薄利で請負う仕事が多いですが、提案型の業務を
行うことで、薄利からの脱却も目指したい所ですね！

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