皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『ベンチャー企業の資金調達～ＣＶＣ～』について

アベノミクス成長戦略には欠かせないベンチャー企業の育成ですが、
資金調達面でも様々な動きが出てきています。

その１つに、国内の大企業が手掛けるコーポレートベンチャーキャピタル
（ＣＶＣ）があります。

ＣＶＣとは、事業会社がベンチャー企業に投資して利益を得るために
運用する資金のことを言い、社外の投資家からも資金を集めたファンド
（基金）を組成する場合が多い。

純投資を目的とする一般的なベンチャーキャピタルとは異なり、ＣＶＣを
手掛ける事業会社は投資先のベンチャー企業と事実上の連携を含め、
業務・資本の両面で相乗効果を狙います。

１９９０年代のＣＶＣは、社内ベンチャーを社外に切り出す「スピンアウト企業」
の支援が主な役割となっていましたが、あまり成功しなかった経験があります。

しかし、最近のＣＶＣは、最新技術を取り込むことを狙いとするケースが
多く、ＣＶＣを通じスタートアップ企業を探して出資し、共同開発などを
進める「オープンイノベーション」を進めています。

ＣＶＣも、大企業本体からの出資ではないため、取締役会決議を経ずに
機動的に投資に踏み切れる点が使いやすさを生む。

ベンチャー企業側にとっては、資金調達面の利点だけでなく、ビジネスでも
大企業と協業できることで、新サービスの開発、海外展開などのノウハウを
活用できる。

銀行や証券会社などの金融機関が手掛けるベンチャーキャピタルに加え、
ＣＶＣがリスクマネーの供給元として支援が広がれば、ベンチャー企業の
支援に厚みも増してきます。

今後、更なる普及に期待ですね！

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