皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『６次産業の育成を急げ！～ファンドの活用～』について

１次産業を成長産業に育てる切り札として期待される６次産業化ですが、
資金面の支援策として６次産業化ファンドが全国に立ち上がっています。

官民ファンドの農林漁業成長産業化支援機構（Ａ－ＦＩＶＥ）と連携した
ファンドは全国で既に３６立ち上がり、総額は６２０億円を超える。

しかし、現状、実際に出資同意が決定したのは６案件で金額にして
４億円程度に留まっています。

出資先が増えない要因として、地域金融機関のノウハウ不足や生産者
の起業マインドが低いことなどが言われていますが、殆ど稼働していない
と言ってもおかしくありません。

平成２５年１月に発足したＡ－ＦＩＶＥですが、このファンドの特徴として、
投資期間を最長１５年に設定している点が挙げられます。

また、Ａ－ＦＩＶＥは各地域のサブファンドや６次産業事業体への直接
出資・融資・事業マッチングなどを行います。

ファンドを活用するイメージですが、
Ａ－ＦＩＶＥやサブファンドは１次産業者と２次・３次産業者とのマッチング
も行います。
例えば、マッチングにより生産者と健康食品メーカーが合弁事業体を設立。
その事業体は高付加価値食品の製造から販売を一貫して行います。
ファンドは合弁事業体への出資を検討する、といった形を想定。

魅力的な農作物や加工品を作っても自ら売ることができないと６次産業化は
成功しません。

このような資金を有効に使うためには、事業創造が欠かせませんね。

折角用意されたファンドを使わない手はないと思料しますが・・・

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