皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『省エネと経済効果を同時に実現～ＥＳＣＯ事業～』について

東日本大震災以降、上がり続ける電気料金への対策としてＥＳＣＯ事業が
改めて注目を集めています。

ＥＳＣＯ事業とは、省エネルギー改修にかかる費用を光熱費の削減分で
賄う事業のことで、省エネ診断、設計・施工・運転・維持管理、資金調達
などにかかるすべてのサービス提供が受けられます。

ＥＳＣＯ事業の導入による省エネ効果は顧客の利益となりますが、
その利益はＥＳＣＯ事業者によって保証される。

ＥＳＣＯ事業者と顧客とが締結する契約を「パフォーマンス契約」と言い、
２種類の契約形態があります。

◆ギャランティード・セイビングス契約
・省エネ改修工事の資金調達：顧客
・省エネ設備の所有者　　　　 ：顧客
・メリット
①省エネルギー量が保証されるため、確実に省エネが図れる。
②初期投資に関する資金調達を顧客側で行うため、省エネ
設備は自己資産となる。

◆シェアード・セイビングス契約
・省エネ改修工事の資金調達：ＥＳＣＯ事業者
・省エネ設備の所有者　　　　 ：ＥＳＣＯ事業者
・メリット
①省エネルギー量が保証されるため、確実に省エネが図れる。
②省エネ設備のオフバランス化が図れる。
③ＥＳＣＯ事業者が省エネ設備に必要な資金調達を行うため、
顧客は金融上のリスクを一切負わない。

一般的な省エネ改修工事の場合は、設計契約、工事契約、設備の
運転管理契約は別々となることが多く、省エネ効果の保証を得ることは
困難ですが、ＥＳＣＯ事業背はＥＳＣＯ事業者が包括的に携わり、
省エネ効果の保証を行う点が大きく違います。

まだ、ＥＳＣＯ事業を検討したことが無いようでしたら、一度、検討されて
みるのも良いかもしれませんね！

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