皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『バイオ燃料の実用化へ向けて～航空機～』について

航空大手でつくる国際航空運送協会（ＩＡＴＡ）は、２０５０年までに
航空業界全体の二酸化炭素排出量を２００５年比半減にするほか、
排出量に上限を設ける行動計画をまとめている。

そこで、原油に依存しない燃料、「バイオ燃料」を航空機の燃料
として実用化を目指すといった動きが国内にも出てきています。

国内の大手航空会社や大学などが新たな組織「次世代航空燃料
イニシアティブ（ＩＮＡＦ）」という組織を立ち上げ、航空機バイオ燃料の
実用化へ向けて動き出す。

バイオ燃料とは、サトウキビやトウモロコシを発行させてつくる
エタノールや、木くずや食品廃棄物など生物資源を原料とした
燃料のこと。

植物が二酸化炭素を吸収することから、燃料として使ってもＣＯ２は
増えず、専用の精製プラントで燃料に転換して使うのが特徴。

ＩＮＡＦでは、①家庭ごみ、②藻類、③非食用植物のジェトロファなど
その他、の３つの原料に類型し、それぞれの原料価格や調達ルート、
燃料精製に必要なプラント技術、燃料の供給網について協議し、
来年４月を目途にビジネスモデルと事業化までの工程表を策定する。

法規制とも照らし合わせながら、低コストで量産できる原料を絞り込み、
２０２０年にも供給体制を整えるとしています。

弊社でも、食用の廃油を精製して燃料に使うビジネスのお手伝いを
していますが、従来の製法では、触媒を混ぜないと精製できないため、
精製コストが高く、なかなか普及しないといった問題がありました。

そこで、精製コストが低く抑えられる技術を開発し、廃棄物として処理
されていたものが燃料に変わるビジネスモデルを構築しています。

中近東の情勢次第で原油の価格が高騰するこの時代の救世主として
バイオ燃料の分野も要注目です！

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