皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『藻類を燃料に～バイオマス燃料～』について

企業や大学が水田や河川にすむ藻類を大量培養し、バイオ燃料を
取り出す研究が加速しています。

神奈川県では自動車メーカーとバイオベンチャーの企業が組んで、
ミドリムシから作ったバイオ燃料を使って走るシャトルバスの運行を
７月から始めた。

ミドリムシは、体長約０．０５ｍｍほどの藻類で、二酸化炭素を吸収
しながら光合成で育ち、体内に油脂をため込む。

その油脂から脂肪酸メチルエステル（ＦＡＭＥ）と呼ぶ軽油に似た
燃料をつくる。

試験では軽油にＦＡＭＥを１％混ぜた燃料で走られているとのこと。

ミドリムシ以外にも、ボトリオコッカスやオーランチオキトリウムといった
藻類が燃料を生産する。

トウモロコシなどを原料にするバイオ燃料は既に実用化されているが、
供給量を増やすためには、耕作面積を急激に広げる必要があるほか、
食料生産への影響など課題が残る。

一方、藻類はトウモロコシや大豆などの作物に比べ、油の生産能力が
数十～数百倍と高い上に繁殖力も高く、国土の狭い日本でも一定量の
生産が可能。

また、下水や農業排水から窒素やリンなどの有機物を吸収して増殖する
ことから、環境面でも優れており注目されている。

今後の課題として、コスト面をどこまで下げられるかが挙げられる。

藻類から燃料元を取り出した残りカスの活用などで採算を合わせられないか、
といった研究の動きもあるようです。

今後も注目ですね！

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