皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『中央卸売市場と大学の連携～食育の推進～』について

中央卸売市場における生鮮品の流通市場は、年々縮小傾向に
ある中、大学と連携し食育をテーマに需要回復へ繋げるといった
動きがあります。

農林水産省によると、卸売市場経由で流通した割合のデータは、
平成２年度の段階で、野菜８４．７％、果物７６．１％、水産７２．１％、
食肉２２．６％だったものが、平成２３年度には、野菜７０．２％、
果物４２．９％、水産５５．７％、食肉９．４％にまで下がっている。

野菜の経由率低下は、スーパーや加工業者などの大口需要者が、
産地からの直接仕入れを増やしていることや、直売所の隆盛などが
上げられるが、果実については、生産及び需要の減少などが
経由率の低下を招いていることが想像されている。

そこで、京都市の中央卸売市場第一市場は、京都聖母女学院
短期大学と提携し、女性や子供たちへ食育の推進をテーマに
情報発信を行うとしています。

具体的な動きとして、子供向けの料理教室を開いたり、大学内で
栄養士を育成する授業や関連するイベントで卸売市場の果物を
取り扱うなどを行う。

他に、水産でも京都女子大学と提携し、同様の動きがある。

果物など、需要が減少している生鮮品については、若者や子供に
対して果物を摂取することの重要性などを浸透させていくことで
消費、流通拡大に繋げたい考え。

生鮮品の安定供給を行っていく中央卸売市場の役割は今後も
必要不可欠であり、これまでにない動きを業界的にも行っていく
ことは重要かもしれませんね！

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