皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。

今回のテーマは
『国内設備投資の状況～製造業～』について

経済産業省が国内の金属メーカーなど約１，０００業者に
工作機械の保有期間についてアンケート調査した結果が出ています。

アンケート結果によると、「１５年以上保有している」との回答が
４５％に達し、設備の老朽化が進んでいます。

また、導入から５年未満との回答は１７％と、９４年に比べて
１０ポイントも低下しています。

この背景には、長年続く不況が影響していることは皆さんもご存知の通りで、
企業側から見た場合、減価償却期間を過ぎた老朽設備を使うと
使った分だけ利益が上がります。

しかし、生産性の低下につながる可能性もあり、中小製造業が
復活していく為には、設備投資が積極的に行える環境づくりが必須となります。

ただ、国内での設備投資意欲が全く衰えてしまっている訳ではないようで、
今後１～３年の投資計画については、海外ではなく国内で設備投資を
考えているという企業の割合が７２％（海外は３３％）と国内での設備投資を
検討している製造業が増えています。

国内回帰を志向する理由としては、海外での人件費上昇、政治情勢が不安定、
などが挙がっているようです。

政府も「ものづくり補助金」など、中小製造業の設備投資を促す動きを取って
いますが、設備を入れ替える為の画期的なプラン検討も是非行って頂きたいと
感じています。

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