『すしブームと水産物市場~東南アジアマーケット~』
皆さん、こんにちは。
クレドの森内です。
今回のテーマは
『すしブームと水産物市場~東南アジアマーケット~』について
少子高齢化に伴う人口減少などの影響で国内市場の縮小が
見込まれる水産物市場ですが、海外での日本食ブーム、特に
すしブームの広がりで海外での需要は増しているという。
これまでは、余剰生産物を輸出する、といった姿勢に輸出が
増えない要因となっていましたが、茲許、海外需要の取り込みに
力を入れ出したことから、2009年は約200億円だった輸出額は
この4年で2.5倍近く伸びている。
ただ、新鮮な魚介類を海外へ輸出する際には、生産者、流通、
サービスが一体となった取り組みを強化することが必須となる。
東京の台所である築地市場の仲卸業者は、ベトナムのホーチミンで
現地の飲食店向けに試食会を行ったりしているほか、物流面でも、
ベトナム向けの小口保冷輸送「クールEMS」を日本空港と日本郵政
グループが取り扱いを始めるほか、ホーチミンに大型の冷凍冷蔵
倉庫を建設するといった動きなどがある。
シンガポールやバンコクでは既に築地を早朝に出発した魚が、
その日のうちにすし店のショーケースに並ぶといった「コールドチェーン」
の仕組みが出来ており、東南アジア全域への広がりが加速していく
ことが想像される。
国内漁業の生産側も「とる漁業」から「つくる漁業(養殖)」へのシフトを
更に推し進めるなどし、漁業就労者減を補う動きも重要となりそう
ですね!
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