『東大阪の復活を目指して~空き工場の活用~』
今回のテーマは
『東大阪の復活を目指して~空き工場の活用~』について
中小企業が集積する東大阪市の事業所数ですが、1991年を
ピークに1万所も減少しています。
その要因の1つに、多くの工場が海外へ生産を移転したことによる
空き工場の増加があります。
このままではゴーストタウン化するのでは、との危機意識が芽生え、
東大阪の復活を目指す動きに、空き工場を活用できないか、といった
声が大きくなってきました。
そこで、空き工場の活用方法ですが、中小製造業の技術力を活かし
ながら、成長産業の分野にも参入できるものはないか、といった
観点から、「小型の野菜工場」としての活用が検討されています。
「小型の野菜工場」ですが、オフィスや工場の空きスペースに収まる
ように、4段の棚にそれぞれ約80株が植えられ、発光ダイオード
(LED)を使った野菜工場ユニットとなっています。
このユニットは東大阪などの中小企業約160社と連携してものづくりを
行う企業が開発。
露地物の2倍の速さで成長し、リーフレタスなど種まきから40日ほどで
出荷が可能となる。
年8~9回の収穫ができ、完全無農薬で育てられる点も強み。
東大阪の工場群が野菜工場へ変身する姿はなかなかイメージしにくい
所でありますが、変化へチャレンジしていく動きは素晴らしいことだと
思料します。
工場が取り壊され、住宅地が増えた印象が強い東大阪ですが、
今後どのように変化していくのか、これからも注目していきたいと
思います!
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