『私募債発行による資金調達~中小企業~』
今回のテーマは
『私募債発行による資金調達~中小企業~』について
資金調達方法の中で「直接金融」や「間接金融」といった言葉を
聞いたことがある、という方も多いかと思います。
まずは、それぞれの違いについて簡単に説明すると、
直接金融=貸し手(企業・個人)から直接お金を融通する方法。
間接金融=貸し手(企業・個人)から銀行を通じて間接的に
お金を融通する方法。
となります。
直接金融は、株式や債券(社債)の発行して貸し手から直接資金提供を
受ける形となるため、与信リスクは資金の出し手となる企業や個人が
負う形となります。
一方、間接金融は、資金の出し手から資金を預かる銀行が与信リスクを
負う形となる、と覚えると頭に入りやすいかもしれません。
上場企業は、財務などを開示し、不特定多数の企業や個人から資金を
集める直接金融や銀行から融資を受ける間接金融を、調達コストの環境
によって選択できることで、資金調達手法の多様化が可能となります。
中小企業は、財務の開示などを行う企業が少なく、銀行から融資を受ける
間接金融を利用するケースが多い。
しかし、中小企業でも直接金融による資金調達を行える手法があります。
特定社債保証制度(私募債保証制度)と呼ばれるもので、財務上の要件を
充たせば、申し込みが可能となります。
私募債を発行するメリットですが、
・財務上の要件を満たさないと発行できないため、財務のしっかりしている
中小企業であると認識されやすいこと。
・1年以上(5年とか7年)の長期で資金調達が可能でありながら、毎月の
元本返済が無く、償還期日に一括返済するケースが多く、調達した資金を
有効に使える。
などがあります。
直接金融に興味のある方は、気軽にご相談下さい!
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