『未利用エネルギーの活用~地産地消~』
今回のテーマは
『未利用エネルギーの活用~地産地消~』について
これまで発電に活用してこなかった身近にあるエネルギーを
有効活用しようとする動きが広がりを見せています。
産業部門の廃熱では、国内の年間電力消費量に匹敵する
年間1兆キロワット時のものが捨てられているという。
廃熱以外にも、身近な所に活用されてこなかったエネルギーが
たくさんあり、これらを有効活用することで節電だけでなく、
電気の一部を地産地消に結びつけようとする動きである。
例えば、平地を流れる川や農業用水の水流を活用するケースでは
落差の少ない場所でも水流を使い発電する技術を開発する
動きであったり、下水処理場から出るメタンガスを利用して発電する
ケースでは、低濃度のメタンガスにプラズマ発生装置を組み合わせる
ことでガスの状態を変化させ燃焼しやすくする技術開発が行われて
いる。
また、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)では、車や
工場の廃熱をもとに発電する技術開発をすすめ、2015年度から
8年間で120億円以上の投資を行う予定としている。
この廃熱利用では、ほとんど利用されていない比較的低い温度の
セ氏200度以下の熱で効率よく電気をつくろうとしている。
震災以降、エネルギーコストの上昇が、企業の事業活動や個人の
家計に大きな負担となっている。
エネルギー政策はまだまだ課題も多いが、このように捨てていた
身近なエネルギーを使い、電気の一部を賄う技術開発は、事業所や
一般家庭でも自分で使う電力は自分でつくる、といった動きに繋がる
かもしれません。
エネルギーは1のものを2や3に増やすことはできませんが、捨てていた
エネルギーを使うアイデアは他にもいろいろ出てきそうですね!
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