『研究開発を駆動力とした地方創生』
今回のテーマは
『研究開発を駆動力とした地方創生』について
地域の特性を活かしたイノベーションの推進は、地域産業の
高付加価値化や新産業・雇用創出へ繋がることから地方創生を
行っていく上で重要な位置付けとなります。
文部科学省ではこれまでも「地域イノベーション戦略支援プログラム」
など、地域のイノベーション創出を支援してきましたが、今年度は
「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を踏まえつつ、研究開発を駆動力
とした地方創生に貢献するための新規事業を行う。
新規事業の1つに「世界に誇る地域発研究開発・実証拠点(リサーチ
コンプレックス)推進プログラム」がある。
ここでは、地域の将来ビジョンに基づき、先端研究設備等優位性のある
研究開発資源を核に、地方自治体、技術シーズを有する大学・研究
機関、企業が集結するプラットフォームを形成。
もう1つの新規事業は、中小企業の技術課題解決に大学のシーズを
活かすための「マッチングプランナープログラム」。
科学技術振興機構(JST)の目利き人材(マッチングプランナー)が
地域企業のニーズを探索し、ニーズを解決するために最適な技術
シーズを全国の大学などから見つけ出し最適なマッチング、共同研究を
支援する、というもの。
経済産業省でも傘下の産業技術総合研究所を通じて、各地の自治体の
研究機関と協力し、技術移転などを支援するとしています。
地方産業の活性化に繋げる動きとして引き続き注目しておきたい
内容です。
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