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3.決算書・経理

『決算書理解講座12 流動負債Ⅰ』

今回のテーマは
『決算書理解講座12 流動負債Ⅰ』について

まず、バランスシートの右側には何が書いてあるのか・・・
大きく分けると、
負債
資本
に分類されます。

そして、負債と資本の分類はどのような基準になっているかというと、
会社に投下された資金がどこから調達されたのか?で分類されます。

つまり、株主からの調達は「資本」、株主以外の第三者からの調達は「負債」
となります。

それでは、次に負債の中にある「流動負債」の内容について見てみましょう。

■支払手形
支払手形は基本的に待った無しの負債であることをまずは理解して
おきたい所です。

万が一手形期日に残高が無く落とすことができなければ不渡り、不渡りを
二度続ければ銀行取引停止処分になります。

交渉次第では、多少支払いを遅らせてもらえるかもしれない「買掛金」との
大きな違いがあります。

支払手形の残高については、現預金、受取手形、などとどうバランス
しているかを十分注意しておく必要があります。
バランスがとれているかどうかについては後々に改めて見てみたいと
思います。

■買掛金
皆さん、よくご存知だと思いますが、支払条件において、締日から支払日
までの間に発生する掛け金の残高(負債)を言います。

■未払金
掛けで棚卸資産を購入すれば買掛金
土地や機械、株式などの未払い分は未払金 となります。

未払金について注意したいのは経費の未払い分です。

例えば、3月分の水道光熱費、4月分の賃借料、このような経費の支払いが
締日の関係で次の次の期の4月10日になされた場合どうなるか?

掛けで商品を仕入れても、仕入という経費を計上するのと同様に、すでに
使用済の水道光熱費、賃借料なので損益計算書にはこれらの経費を計上
するのが本筋です。

したがって、この経費は一種の借金とも言えます。なので、未払金として
負債に計上されることになります。
未払金には 資産を購入して未払い、経費を使って未払い、の二つが
ひとまめに含まれている点をご注意下さい。

次回、「流動負債Ⅱ」でも、他の項目や流動負債に含まれる引当金について
お伝えしてたい思います。 お楽しみに!

bt_soudan    bt_shikin

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