今回のテーマは
『中小企業への成長資金投入』について

地域活性化を実現していくためには、地域金融機関がリスクマネーの
供給を増やし、産業を育てていくことが重要なカギとなる。

成長産業へのリスクマネーの供給については、官民ファンドが多数
立ち上がり、資金が成長産業へ流れる仕組みをつくってきた。

ただ、地方創生を行っていくには、ファンドの資金だけでは足りず、
地域金融機関がリスクを取り資金を供給していかなければならない。

地域の金融機関はこれまで信用力の懸念が比較的小さく、融資審査に
コストがかからない貸出を中心に行ってきた。

しかし、地方創生をビジネスチャンスと捉え、専門家と連携するなどし、
リスクに見合った貸出にも対応しようとする地域金融機関が増えてきた。

例えば、無担保無保証で融資を行う限度額を増額する動きであったり、
中堅・中小企業が発行する優先株を引き受け、融資を仕組みや、
劣後ローンでの支援など。

日銀による異次元の金融緩和で市場に溢れる資金をアベノミクス３本目
の矢でもある成長戦略へ資金が流れるようになるか・・・

これからが正念場となりそうですが、そこにはチャンスが転がっている
のではないでしょうか？