『オールドニュータウンの再生』
今回のテーマは
『オールドニュータウンの再生』について
面積が16ヘクタール以上で計画戸数1千戸以上など一定規模の
住宅が集まるニュータウンは全国に2,000地区を超える。
その中で1975年までに造成された地区は全体の約4割を占め、
住人の高齢化や建物の老朽化が課題となっている。
大阪の千里ニュータウンは、1975年に13万人いた住人は、
2000年代には9万人を割り込んでいた。
千里ニュータウンの場合、大都市部へのアクセスが便利な地域で
あったことから、老朽住宅を高層マンションに建て替え、商業施設も
設けた結果、2014年には9万6,000人近くまで回復できたような
再生事例がある。
しかし、交通のアクセスが良くないニュータウンでは、増床しても
買い手が付かす、投資リスクを勘案すると難しい面がある。
そこで、発想を転換し、職住を一体とした再生へ向けた取り組みが
広がりを見せている。
例えば、高齢化が進行するニュータウンへ、高齢者向けサービスの
事業者を誘致し、若者の雇用をつくると共にニュータウンへの居住を
奨めるといった動き。
また、老朽化した公団では、中央センターを民間へ売却し、スーパーや
薬局、銀行や郵便局が入る複合施設をつくり、雇用の呼び込みと
住人の利便性を高めるといった動きなどもある。
職住一体の新たな街づくりがオールドニュータウンの再生に繋がり、
地域の活性化へと広がりを見せることに期待ですね!
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