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5.経営・開業

『水素利用社会の普及~ビジネスチャンスを考える~』

今回のテーマは
『水素利用社会の普及~ビジネスチャンスを考える~』について

燃料電池車の市場投入などから水素社会の到来へ向けた動きが
加速、注目を集める中、普及までの足取りなどを考え、どのような
分野にビジネスチャンスがありそうかを考えてみたいと思います。

水素の製造工程では、送電網の普及などで問題を抱える再生可能
エネルギー(太陽光や風力など)の余剰電力などを活用し、水を電気
分解して水素をつくるといった装置開発が一段と進みそうである。

この方法で水素を製造した場合、二酸化炭素を出さずに水素を
つくることができる点が特徴となる。

製造した水素は、水素スタンドへ供給したり、水素発電として使って
行くことを想定するが、水素の輸送方法や水素を活用した発電では、
様々な課題が多い。

一般家庭でも水素を活用した電力を使えるようにするには、大型の
水素発電所をつくるか、各家庭に燃料電池を設置し、水素の供給網を
つくるといったことを行う必要があるが、コスト面やインフラ面の課題を
克服して行くには相応の時間を要するものと考える。

そこで、それらの問題を克服するまでの間、水素とCO2を反応させ、
メタンをつくり出し、メタンとして水素を貯蔵・搬送したり、都市ガスとして
一般家庭に供給しくのも良いかもしれない。

CO2については、火力発電所などから発生するCO2を分離回収して
利用すれば、CO2の削減も可能となる。

CO2の分離回収については、小型化で安価なプラントが開発されると
面白いかもしれない。

水素利用社会をつくり出すにはまだまだ時間が必要となるが、その間、
既にある技術や既存のインフラを使いながら水素社会を構築していく
動きが重要であり、これらを組み合わせれば中小企業にもビジネス
チャンスが広がるものと思料する。

再生可能エネルギー事業者と連携し、水素を製造・販売していくなど、
事業創造しチャレンジして行けばまだまだチャンスがありそうですよ!

bt_soudan    bt_shikin

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