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『決算書理解講座21
損益計算書を読んでみる⑤』

今回のテーマは
『決算書理解講座21 損益計算書を読んでみる⑤』について

決算書理解講座20では、「営業損益・経常損益」について
説明しました。
今回は『損益計算書を読んでみる⑤』として、「特別損益・
税引き前損益」について説明していきたいと思います。

損益計算書の構造を改めて確認しておくと、
まず、売上があって、そこから仕入等の売上原価を
差し引いたものが
「売上総利益(粗利)」。

そこから「販売費及び一般管理費」となる経費を差し引いた
ものが、
「営業利益」・・・本業の儲け、となります。

次に、「営業外損益」と言われる金融費用などを勘案した後に
残る利益が、
「経常利益」・・・本業以外の収支を加味した会社の営業活動に
対する儲け、ですね。

その次に計上されるのが今回のテーマでもある「特別損益」
となります。

特別損益の部には「固定資産売却損益」や「固定資産除却損」
などがよく見受けられます。

例えば、本社ビルを売却したり、工場用地を売却するなど、
通常の営業活動では滅多に起こり得ない、文字通り特別な損益が
特別損益の部となります。

よって、特別損益の部の記載が無い損益計算書も数多くある、
ということも頭に入れておいて下さい。

そして、特別損益の後に残るのが「税引き前損益」となります。

ここでは、税引き前利益からマイナスする法人税等について
書いてみたいと思います。

会社が負担する税金には
・土地を所有していれば「固定資産税」
・自動車には「自動車税」
・契約書を取り交わせば「印紙税」
などがありますが、会社が計上する利益に対しては
法人税・住民税・事業税
の3つの税金が待ち受けています。

会社が利益を上げても「半分は税金でもっていかれてしまう」
という言葉を耳にすることがあると思いますが、その半分と
言われているのがいわゆる法人税・住民税・事業税のことを
一般的には指します。

また、固定資産税や自動車税、印紙税などは通常、「販売費及び
一般管理費」に記載されているのですが、その項目は「租税公課」
という名前で計上されていることが多いことも頭に入れておいて
ください。

次回は、「損益計算書を読んでみる⑥」の説明を行いたいと思います。
お楽しみに!

bt_soudan    bt_shikin

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