『業界再編を後押し?~グローバルベンチマーク~』
今回のテーマは
『業界再編を後押し?~グローバルベンチマーク~』について
日本企業の利益率は、海外企業と比べ総じて低く、利益率の高い
企業も少ないといった課題がある。
そこで、経済産業省は「グローバルベンチマーク」と呼ぶ、新しい
政策指標をつくり、企業の収益力向上や新陳代謝を後押しすると
している。
グローバルベンチマークでは、各産業ごとのグローバルトップ
企業群と日本企業のビジネスモデルや成長性を比較・検討し、
経営判断や経営支援の参考となる評価指標について幅広く検討する。
具体的には、
1、グローバル経済圏における立ち位置の把握。
2、インベストメントチェーン(投資のリターンを最終的に家計にまで還元
する流れ)において、企業と金融機関が情報を共有し共にベンチ
マーキングの議論が行える土壌の醸成。
3、付加価値や過剰供給構造の是正などを分析に折り込む。
などを検討する。
経済産業省は、グローバルベンチマークを政策立案や経営判断、
金融機関による支援などに活かす考えて、業種によっては再編へ
向けた取り組みが加速する可能性がある。
石油精製の分野では、石油メジャーと比べ国内企業の低迷を指摘し、
大胆な事業再編を進めない限り、安定供給を維持する体力の保持は
困難との見方が示されている。
利益が出せない産業から利益の出せる産業へのシフトがどこまで
進むのか・・・今後も注目の動きです!
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