『中小企業に職員派遣~金融庁~』
今回のテーマは
『中小企業に職員派遣~金融庁~』について
地方創生へ向けた動きを、金融面からサポートする動きを
強化していくことを狙い、新たな取り組みが行われます。
金融庁は、地域の中小企業へ向けて、若手職員の派遣を
始める。
地域経済活性化支援機構が8月に設立した「日本人材機構」を
経由し、中小企業への派遣を行う。
金融庁の若手職員には、融資を受ける立場にある中小企業の
立場から金融機関の在り方を理解させると共に、地域経済の
実態の把握も担わせるとしている。
これまで金融庁は、金融機関を通じて現場の実態把握を行うと
いった動きが一般的でした。
今回のように中小企業の現場を直接知ることで、金融機関の
役割などを再認識するといった動きはとても良いことと思料する。
バブル崩壊以降、金融機関自体も財務改善を図るためにリストラを
行ってきた結果、人材不足の課題を抱える一方、企業側も金融機関
から債務圧縮だけを求められるケースが多く、金融機関と企業の間
での信頼関係も希薄化が続いているように思う。
中小企業の経営者と金融機関の信頼関係づくりには、金融機関の
担当者がコンサルティング能力をアップできるかも重要。
金融機関で企業再生に長く携わっていた者としては、企業が儲かれば、
金融機関も儲かる仕組みとなっている点を深く理解し、経営者と接する
銀行担当者が増えることを願っています。
地方創生へ向け、金融機関と企業との信頼関係が深まることに
期待したい所です!
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