『ミャンマー現職大統領、総選挙に不出馬』
今回のテーマは
『ミャンマー現職大統領、総選挙に不出馬』について
ゴールデンバーグ・ミャンマー・タイムズの西野氏からの
情報発信です。
今年の11月に今後のミャンマーを大きく左右する大統領選挙が
実施されます。
西側諸国に国を開放してからの初めての大統領選挙です。
新しい大統領がより西側諸国に国をオープンにして、
民主化路線に行くのか?
それとも、オープン路線をトーンダウンさせたり、
中国に寄り添う路線に転換するのか?
ここは大きく注目しないとならない重大事だと思います。
さて、そんな中で、現職のテイン・セイン大統領が、
次回の大統領選に出馬しないと言うニュースが発表
されましたので、それをお届けさせて頂きます。
大統領府によるとテインセイン大統領は、11月8日に予定される
総選挙に出馬しないことを決断したという。
大統領府のゾーテー部長は「不出馬の理由は健康への心配だという。
大統領自身が決断し、連邦団結発展党(USDP,みなし与党)の
シュエマン党首に伝えられた」と説明。
2008年憲法では、大統領は議員あるいは議員でない者から
選出されると規定されるため、総選挙に出馬しないという
現大統領は続投の道が閉ざされたわけではない。
現大統領は軍事政権下の2007年、前首相ソーウィンさんの
逝去を契機に首相に就任。2010年4月に中将の位を捨て
軍籍を離れて連邦団結発展党(USDP)を結成した。
2010年11月、同党の党首としてネピドーのザビュティリ郡区にて
総選挙に出馬。人民代表院議員として当選し、2011年2月、
大統領として選出された。
現大統領の総選挙不出馬を受け、国民民主勢力(NDF)の
カインマウンイー人民代表院議員は「テインセイン政権を継いで
大統領となり組閣するものはより優れた結果を求められるだろう」
とコメント。
国民民主連盟(NLD)のサンダーミン人民代表院議員は「大統領は
総選挙によって国民から選ばれた議員の中から出てほしい。
総選挙を経た議員によって内閣が構成されれば国民の納得感は
高くなる」と話した。
と言うニュースなのだが、ミャンマーの政治情勢は、
我々日本人から見たら分かり難いのです。
今後も政治ニュースが多く出て来ると思いますので、
是非、継続的にウォッチして下さい。
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