今回のテーマは
『中小企業への成長資金～ゆうちょマネー～』について

地方経済の活性化を目指す動きの１つに、ゆうちょ銀行の資金を
地方の中小企業へ供給していく方針が打ち出されています。

ゆうちょ銀行は、ノウハウなどの問題もあり、中小企業への
リスクマネー供給は行っていないが、金融庁は、地方銀行などと
共同で設立する投資ファンド（基金）への出資を解禁する方針と
している。

投資ファンド（基金）の資金は、地方の中小企業が事業拡大などで
使う資金として供給していく予定。

ゆうちょ銀行は、２００兆円を超える資産を運用しているが、その内
１００億円近くが国債、５０億円近くが地方債、外国の国債などの
安全資産で運用している。

その資金の一部を中小企業の成長資金に使えるよう、地方創生・
地域活性化のためのファンドへの出資を認める方向で動いている。

民間の金融機関にとっては、中小企業向け融資などの解禁は
民業圧迫に繋がると反対論も根強いが、全国地方銀行協会は
ゆうちょ銀行との連携は地方創生に役立つ、との姿勢に変化が
現れてきている。

来年には実施できるよう動くとのことであり、今後の動きにも
要注目です！