『耕作放棄地の有効活用促進』
今回のテーマは
『耕作放棄地の有効活用促進』について
農地バンクは耕作していない農地や飛び地になっている
農地を所有者から借り入れて集約し、農業法人などの
担い手に貸し出す事業を行っています。
しかし、初年度であった2014年度の利用実績は約3万
1,000ヘクタールと目標としていた約14万9,000ヘクタールの
2割程度しか進まなかった。
要因としては、農地の貸し手側に制度の浸透ができなかった
ことなどが挙げられるようだが、いずれにしてもTPPなども控える
環境を考えると、早期に対応策の検討、実行していく必要がある。
そこで、農林水産省・総務省は農地向けの税制優遇を見直す
方向で動いている。
例えば、耕作放棄地には固定資産税額を1.8倍に増やすなどし、
農地バンクへの耕作放棄地の集約促進を狙うといった動き。
また、農地バンクへ耕作放棄地や飛び地を貸し出せば、
固定資産税を軽減するなども検討されている。
政府は、成長戦略において今後の10年間で全農地の8割を
大規模な生産者に集約する目標を掲げる。
TPP対策としても、輸出強化を含めた攻めの農業への転換は
不可欠であり、農業改革は急務となっている。
今後の動きにも要注目です!
この記事へのコメントはありません。