『ヤンゴンでイベントモデル
オーディション~日系企業~』
ゴールデンバーグ・ミャンマー・タイムズの西野氏からの情報発信です。
今回のテーマは『ヤンゴンでイベントモデルオーディション~日系企業~』について
少し柔らかい話題のニュースをお届けします。
モデルオーディションの概要
日系の人材コンサルティング会社「M&J Business Consulting(MJBC)」は
サミットパークビューホテル(ヤンゴン、アーロンロード)でイベントモデルオーディションを開催した。
オーディション開催の目的は、日系企業を対象に派遣するイベントモデル候補を選定すること。
合格者には日本式トレーニングを行うという。
オーディションに臨み同社の服部美紀社長は「ミャンマーのイベントモデルの品質は高いと
言えないのが現状。
私たちはイベントモデルとしての美しさはもちろん、礼儀作法や心遣いといった面も厳しく
トレーニングする。
それに耐えることができる人を求めている」と話していた。
応募状況及び課題
事前のフェイスブックでの募集では応募者は170人以上に上っていた。
男女比は3対7で、中にはネピドーやマンダレーからの応募もあった。
しかし、当日来場した応募者は女性4人のみ。
同社長は「実際に来るのは半分くらいと予想していたがまさか4人とは。
どうやって確実に参加者を集めるかが今後の課題。
いい勉強になったし、初めての試みなので失敗しても大丈夫」と前向き。
オーディションでは、参加者4人が自己アピール。
ウォーキングののち商品を手にしながらポージング。
4人全員がその場で合格した。
合格通知のあと早速日本から招かれた元イベントコンパニオンの高松律子さん
が講師として、レクチャー。
高松さんは、笑顔、あいさつ、立ち方、座り方、歩き方、商品の持ち方や見せ方、
渡し方についての基礎とその重要性を説明し、約1時間の「実践練習」が行われた。
合格者はいずれも初めは恥ずかしさから動きがぎこちなかったものの、高松さんの
手本を見たりアドバイスを受けたりするうちに堂々とした様子に変わっていった。
ミャンマー人にとって音リズムに合わせて歩くことが難しい様子で、どの参加者も
苦戦していた。
合格者の一人スーサンダールィンさんは「現在日系企業で営業の仕事をしていて商品の
アピールには自信がある。
『実戦練習』では立っている時の姿勢や人と接していない時の表情など、普段全く
気にしていなかったことに注意しなければならず難しかった」と感想を話した。
また別の合格者ズインミーリンオーさんは「私は日系企業で秘書をしている。
このオーディションのことはフェイスブックで知った。
お客さんへの販売促進に興味を持っていて日本式トレーニングに興味が湧き応募した」
と話していた。
現在ミャンマーでイベントモデル派遣を行う会社はほかに国内企業が2社あるという。
MJBCは派遣料金の設定を他者より高くするという。
「高めの料金設定に見合った満足を提供できるイベントモデルを養成、派遣する。
日本語教育を行い更にニーズによっては欧米企業のために英語教育も検討する。
イベントモデルとしての心得が何よりも大切で、自覚と責任を持って行動できるように育成する」
と服部社長。
まとめ
オーディションの後日「イベントモデル」という名称についてミャンマーでの既存のイメージに
懸念があることがわかり、名称を「ビジネス・イベントモデル」にへと固めることにしたという。
合格者には今後本格的なトレーニングが無料で施さていく。モデルとしての活動は週末の副業の
ような形を想定。
登録に際しては10万チャットの料金を設定している。
オーディションは引き続き定期的に行っていくという。
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