『日系銀行からの融資~ミャンマー~』
ゴールデンバーグ・ミャンマー・タイムズの西野氏からの情報発信です。
今回のテーマは『日系銀行からの融資~ミャンマー~』について
ミャンマーの銀行事情
一般的なミャンマーの商売人にでは、事業資金を銀行から融資を受けると言う習慣があまりありません。
それには、いろいろな要因があるのですが、なんと言っても国民が銀行を信頼していないと言う事が
あります。
そんな中、三菱東京UFJ銀行とCB銀行との合弁は、今後のミャンマーでの事業資金の常識を変えるかも
知れません。
ミャンマー中小企業への融資
三菱東京UFJ銀行が地元の協同組合銀行(CB銀行、本店:ヤンゴン市ヤタ郡区)を通して行う中小企業
融資について、初期の融資総額が1,000万米ドル(=約12億4,000万円)とした。
企業向け金利は年8%を超えるとみられ、6ヶ月に一度の金利分の支払いが求められる。
三菱UFJとCB銀行は2015年3月から提携を開始。
三菱UFJからCB銀行へ融資され、CB銀行から各中小企業へ再融資されるという仕組みが形作られた。
CB銀行は5年以内に三菱UFJへ全額、4年間で500万ドル(=約6億2,100万円)を返済することが
求めれている。
ある中小企業の経営者は「従来中小企業が融資を受ける方法は限られていた。銀行から借りることは難しく、
知人を頼り裕福な人に担保を提供して借り入れるなど難しかった。日本の銀行の協力でこのような仕組みが
出来ることに期待している。一方で金利が高くならないかどうか気になる」と話している。
まとめ
アジア最後のフロンティアとされるミャンマーで、今後も邦銀の活躍に期待が集まる。
国内メガバンク3行が営業許可の免許を取得しており、邦銀の活躍が更なる日系企業の進出を後押しする
ものと考える。
ミャンマーのインフラ整備や特区における日系企業の活躍にも期待が膨らむ。
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