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『左ハンドル車のみとする輸入規制が
移行期間の設定に~ミャンマー~』

ゴールデンバーグ・ミャンマー・タイムズの西野氏からの情報発信です。
今回のテーマは『左ハンドル車のみとする輸入規制が移行期間の設定に~ミャンマー~』について

ミャンマーの自動車事情

ミャンマーでは、軍政権時代、欧米による経済制裁が強まり、自動車の完成車は勿論の事、部品輸入も制限されていた。

そのため、既存の車を修理したり、わずかな輸入車を大事に乗ってきたという経緯があり、性能の良い日本車は整備さえしていれば長持ちすると評判になり、日本車人気につながった。

現在の登録台数では、日本車は全体の約9割を占めると言われている。

しかし、日本の車は右ハンドルのため、右側通行のミャンマーでは安全面などを考えると本来なら左ハンドル車が公道を走らないといけないといった事情がある。

ミャンマー政府の対応

そこで、ミャンマー政府は、左ハンドル車しか輸入する事が出来ないと言う法律を施行。

ところが、その法律が現状と一致せず、自動車輸入業界からも圧力がかかり、当面の間は、右ハンドル車の輸入も可能となった。

自動車基本政策策定委員会は、左ハンドル車の輸入規制の導入前に移行期間を設けることを明らかにし、規制により車輸入関係者が損害を受けないよう、左ハンドル車だけでなく右ハンドル車も輸入できる移行期間を6カ月~1年設けるという。

自動車基本政策(オートポリシー)は、工業省とミャンマーエンジニア協会が2013年から作成を開始。

その後停滞したため2015年4月から同協会、ミャンマー商工会議所、車製造・販売業協会、自動車関連事業者などで委員会を設置して作業を継続している。

と言う事で、まだ当面の間は、右ハンドル車の輸入は継続される事となる。

 

まとめ

ミャンマーでの日本車人気は根強いが、日本の中古車を輸入している限り右ハンドル車は減らない。

一方、日本の自動車メーカーがミャンマーで新車をつくると左ハンドル車を普及させることが可能となるが、価格面などで普及には時間がかかるのではと思料する。

右側通行を左側通行に変えることができれば、いろんな面で上手くいくように思うがどうだろうか・・・

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