『ミャンマーにおける
段ボール・パッケージング事業』
ゴールデンバーグ・ミャンマー・タイムズの西野氏からの情報発信です。
今回のテーマは『ミャンマーにおける段ボール・パッケージング事業』について
背景
ミャンマーは2011年の民政化以降、豊富な天然資源を背景に、世界各国から事業投資先として注目を集め、急速に経済発展が進んでいます。
中でも、経済の中心でもあるヤンゴンには、繊維・縫製業や飲料・加工食品事業等の進出が続いており、その中でも日本・ミャンマーの共同事業体が開発するティラワ工業団地では、日系企業を中心として、さらなる事業進出が加速していくことが見込まれています。
このような背景から、王子製紙がミャンマーに段ボール工場をオープンしています。
王子ホールディングスは現地法人「Oji GS Packaging Yangon」を通し、同社ミャンマー初の工場をオープン。
立地はヤンゴン市郊外のミンガラドン工業団地。ここは、ヤンゴン国際空港と近い場所にあります。投資金額は約16億円。
主にダンボールを製造するための工場だと言う。
現地の段ボール業界では、近代的な加工設備をもつサプライヤーは限られており、外資大手の進出は王子製紙が初めてのようです。
同現地法人は王子HD子会社のマレーシア法人「GS Paper & Packaging Sdn Bhd」が過半を出資。
王子HDの孫会社に当たる。
また、ティラワ工業団地では総合パッケージング事業用の新工場も建設中。
2016年4月の営業開始を予定しており、国際レベルの包装材のワンストップセンターを目指すとしている。
ミンガラドン工業団地
ミンガラドン工業団地は1998年に開設。
一時は三井物産が共同開発と販売に乗り出していたが、販促低迷で2006年に撤退していた。
ミャンマー民政化後の2012年、第一期区画が完売。
日本企業を始め、アジア各国の企業が入居。また入居に先駆け工場の建設に入っている。
王子製紙は、ミャンマーでのダンボール製造で、現地日系工場の市場を獲得したいと言うのが目的である様だ。
この記事へのコメントはありません。