『広がる女性のプチ起業』
日本政策金融公庫の発表によると、平成27年度の創業融資実績は26,465企業(前年度比102%)と企業数ベースでは過去10年で最高の実績となっています。
その中でも女性と若者の実績が増加しており、女性の創業融資は5,555企業数(前年度比110%)、300万円以下の融資数が前年度比3割も増えている。
一方、男性の企業数は20,910件ありましたが、前年度比横ばいとなっています。
女性起業家の特徴
女性起業家が選ぶ業種ですが、「個人向けサービス業」が全体の25.2%と最も多く、具体的な事業として、美容・理容関係や旅行サービス、家事代行などがある。
ちなみに次に多い業種は「医療・福祉」の19.2%、「飲食店・宿泊業」の15%が続く。
特徴として、一般消費者向けに販売する事業が4分の3を占め、中でも女性向けをターゲットとしている事業が6割超を占めるといった点が挙げられる。
ただ、女性の起業家が増えているとはいえ、起業に対する意識調査では「進んで自営業を選択したい」との回答は全体の22.8%に留まっているという。
これは、出産や育児といった家庭環境の変化で、一旦会社から離れなければならなくなった後、会社へは戻らず、起業を選択しているのではとも考えられる。
いずれにしても、家庭環境の変化に対応する術としても女性のプチ起業家が増えているようです。
まとめ
今年度、経済産業省は「女性起業家等支援ネットワーク」を全国に10ヵ所形成を予定するなど、女性や若者に対する起業支援のメニューは益々充実するものと思料します。
弊社へも起業を目指す方々からのご相談が増えています。
起業=リスクと思われている方もまだまだ多いですが、自分のキャリアを活かし、小さな起業からでもコツコツ積み上げていくような計画を立てれば、リスクを抑えながら起業することも可能です。
起業にご興味のある方がおられましたら、気軽にご相談下さい!
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