『経理の知識を身につけよう
~消費税について①~』
納税時期になって資金繰りに困窮してしまう、というようなことはありませんでしょうか?
こちらのテーマでは、経理についてのお役立ち情報としてご案内して参ります。
普段から税金についても意識を向けていく事で、経理事務や資金繰りなどが円滑に進められる
ように出来るだけわかり易くお伝えできればと思っております。
税理士、会計士ではありませんので、専門的なことはお伝えできませんが、少しでも経理や
税金について興味をもって頂けますと幸甚です。
第一回目は、消費税について説明したいと思います。
1.消費税の性格
・消費税は、医療や福祉など一部のものを除き、国内に於ける殆ど
全ての商品販売、サービスの提供、外国貨物の輸入を課税の対象としており
消費一般に公平に課税する間接税です。
・消費税は、事業者が販売する商品・サービスの価格に税金を上乗せし、
その商品を消費し、又は、サービスの提供を受ける消費者が負担します。
・消費税は、生産や流通の過程で二重課税等が課されることのないよう、前段階
控除性により売り上げにかかる消費税額から仕入れに掛かる消費税額を
控除した差額を納付する方法を採用しています。
■消費税の負担と納付の流れ
米国では、届出をすることにより事業者同士の取引には、消費税を課さないとされています。
そうすることにより、消費者から預かった事業者だけが消費税を納付する事になるので
調査対象がその事業者に限られるため、事務軽減の負担がかなり削減される事になります。
国内にもこのような制度ができると良いのですが・・・
ここでは、仮受消費税と仮払消費税の差額を納付しなければいけなくなるので、
その資金は別途プールしておく必要があること。
その分を支払いなどで使ってしますと、たちまち資金繰りが大変になる、という
点をご理解頂ければと思います。
【クレド総務部】
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