『相続の知識を身につけよう~相続税について①~』
高齢化社会の中で、相続についての知識が必要となる事が考えられます。
こちらのテーマでは、相続税についてのお役立ち情報としてご案内して参ります。
我が家には、そんな財産などないから関係ないなどと思われがちですが、
相続税法が改正されて,相続税の基礎控除額が大幅に引き下げられています。
何年か前であれば問題なかった人でも,その後の相続では相続税が課税される
ケースもたくさん出てくるでしょう。
税理士、会計士ではありませんので、専門的なことはお伝えできませんが、少しでも相続や
その税金について興味をもって頂けますと幸甚です。
第一回目は、相続税について説明したいと思います。
相続法の概要
相続税法は、相続税と贈与税の2種類の税を課すために定められた法律です。
相続税:人が死亡した際にその死亡した人から財産を無償取得した場合に課税される国税です。
贈与税:生前に財産を無償取得した場合に課税される国税です。
相続人の概要
相続人は、被相続人(亡くなった人)の遺産を無償で承継できる者です。
この相続人は、以下となります。
①配偶者相続人:被相続人の配偶者である者(常に相続人となります)
この場合の配偶者とは、民法上の正式な婚姻関係に基づく者をいいます。
②血族相続人:被相続人との血族関係によって相続人となる者
順位を付して相続人となります。
上記の順位は下記参照ください。
親族等に関する基礎知識
① 血族:血統の繋がりのある者をいいます。養子縁組も法律上の血のつながりを認められた者です。
② 姻族:婚姻によってできる姻戚関係です。配偶者の一方と他の一方との間に生じる関係です。
③ 親族:①及び②の血族、姻族関係の中で配偶者、6親等以内の血族、3親等以内の姻族に該当する者をいいます。
④ 直系:血統が直上直下している事です。
⑤ 傍系:血統が祖先のある者から出た異なる直系に属するものの相互間をいいます。
⑥ 尊属:自分より世代の上にある者をいいます。
⑦ 卑属:自分より世代下にある者をいいます。
⑧ 直系尊属:直系でありかつ尊属であり血族である者をいいます。
⑨ 直系卑属:直系であり、かつ卑属であり血族である者をいいます。
*世襲相続人:相続人となるべき者が相続権を失っていた場合に、その者の直系卑属が相続人となります。
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