『経理の知識を身につけよう
~簡易課税制度について~』
こちらのテーマでは、経理についてのお役立ち情報としてご案内して参ります。
普段から税金についても意識を向けていく事で、経理事務や資金繰りなどが円滑に進められる
ように出来るだけわかり易くお伝えできればと思っております。
税理士、会計士ではありませんので、専門的なことはお伝えできませんが、少しでも経理や税金に
ついて興味をもって頂けますと幸甚です。
簡易課税制度について説明したいと思います。
・簡易課税制度とは
簡易課税制度とは、消費税の「仕入控除税額」を「みなし仕入率」によって計算し、
簡易的に算出することができる制度のことです。
通常の消費税計算では、仕入れや経費で支払った税額が「仕入控除税額」となりますが、
簡易課税制度では「受け取った消費税 × みなし税率」が、仕入控除税額となります。
適用条件
①簡易課税制度選択届出を提出している事
②基準期間における課税売上高が5,000万円以下である事
計算方法
簡易課税方式での最も基本的な消費税計算
受け取った消費税 − (受け取った消費税 × みなし仕入率) = 納付する消費税
簡易課税制度を適用するメリット・デメリット
みなし仕入率は取引単位で判定する必要があります。
また、複数の業種にまたがって事業運営している事業者は、
課税売上を事業ごとに区分けする必要な為、かえって経理作業が煩雑になる場合があります。
簡易とは、名ばかりかもしれませんね・・・
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